こんにちは!
蒸し暑い日が続きますが、体調など崩されていませんか?
動物さんにとっても、熱中症をはじめ、胃腸炎、呼吸器疾患、心疾患などがよくみられる時期ですが、特に多いのは皮膚や耳の病気です。
暑い時期の耳の中や皮膚の上は、細菌や真菌(カビ)が生活するのに、非常に好都合な環境になります。
細菌や真菌が繁殖すると、皮膚が赤くなったり、ブツブツができたり、痒くなったりします。
そんな時は薬用シャンプーを処方することが多いのですが、少々コツがあります。
ポイントは、
○ 洗う前にブラッシングをし、ぬるま湯で体を十分濡らすこと
○ シャンプーはしっかりと泡立てること。
○ こすらず、揉み込むように洗うこと。
○ 泡がついた状態で10〜15分置いておくこと。 です。
当院では院内シャンプーも行なっておりますので、お家で難しいという方は是非ご利用ください。
(※院内シャンプーは予約制です)
もともと皮膚が刺激に弱いアトピーの子などは特に夏場は管理が難しいのではないでしょうか。
『皮膚病』と言っても、内分泌疾患などで皮膚以外に原因があることもあります。
原因を突き止めて、適切に治療することが大切ですね。
さて、野良猫からの重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ウイルス感染で女性が亡くなったニュースがありました。
SFTSはマダニが媒介動物であることがわかっており、今のところ人への有効な治療やワクチンなどはなく、致死率は21%とされています。
今回の件の詳細はまだ明らかではありませんが、猫から人への感染となれば世界初のことです。
飼い主様は、草むらなどでは肌の露出にご注意いただき、ワンちゃんネコちゃんはお薬でノミマダニを確実に予防しましょう!
院長