こんにちは。院長の加藤です。
7月も後半戦。もうすぐ梅雨明け。本格的に夏が始まりますね。
本来であれば、東京オリンピック開幕!のはずが、新型コロナウイルスの流行でステイホームの毎日。
でも、飼い主さんと一緒にいる時間が長くなった動物さんたちにとっては、嬉しい楽しい毎日なのではないでしょうか?!
診断・治療・予防の確立までは、第2波、第3波に不安な日々が続きますが、新しい生活様式の中でできるだけ前向きに過ごしていきたいですね。
さて、先日、当院のスタッフ犬 さくら の歯石除去をしました。
3歳以上のワンちゃんネコちゃんの8割以上が歯周病と言われています。
さくらも3歳を過ぎ、少し汚れが気になるようになってきたので、歯石を取るスケーリングと、歯面を平滑にするポリッシングを行いました。
左が処置前、歯と歯茎の間に汚れがみられます。右が処置後です。
どうですか?きれいになりましたか?
歯周病菌は歯周ポケット内で繁殖し、歯肉炎を起こします。また、歯と歯茎の間には歯垢や歯石が蓄積しやすいです。
全身麻酔下で、歯垢歯石を除去し、歯周ポケットを清浄化し、歯面を磨く処置を行いました。
これらの処置は、通常、全身麻酔下で行われます。
無麻酔での歯石除去の危険性については、日本小動物歯科研究会やアメリカ獣医歯科学会で指摘されています。(リンクはコチラ)
歯石除去後は、歯みがきやデンタルガム、デンタルリンス、サプリメントなどを使って、きれいな歯が維持できるように、頑張ります!
歯周病は予防できる病気です。最近では、歯をきれいに保つことで、長寿に繋がるということも報告されています。
みなさんも、日々のスキンシップの中でお口の中を覗いてみたり、お口のにおいを気にしてみてください。
歯科検診は随時受け付けておりますので、お気軽にご相談くださいね。