去勢・避妊手術について
交配・妊娠・出産を望まれない方には、去勢・避妊手術をおすすめしています。
生後6ヶ月齢頃になったら手術をするかどうか、考えましょう。手術を受けることで防ぐことができる病気があります。
手術にあたってのメリット
- 生殖器疾患や性ホルモン誘発疾患の発生抑制
- 雄:精巣疾患、前立腺疾患、肛門周囲腺腫、会陰ヘルニアなど
- 雌:卵巣・子宮疾患、乳腺腫瘍など
- 発情行動・マウンティング等の抑制によるストレス回避
- 望まない妊娠の防止
- 性格が穏やかになる可能性がある(※個体差あり)
手術にあたってのリスク・デメリット
- 全身麻酔のリスク
→術前検査(血液検査やレントゲン検査など)によりリスクを下げます。 - 術後の肥満傾向
→食事量の調節やフードの切り替えなどにより肥満を予防しましょう。 - まれに縫合糸アレルギーや尿失禁(雌)など
手術の流れ
◎手術日の決定
前日までに診察にご来院いただき、身体検査による全身状態のチェックを行います。手術についてのインフォームドコンセントを受けていただき、手術の流れ、メリット・リスクについて、費用等に納得していただいたうえで、手術日の予約を入れていただきます。
※院内感染防止のため、必要なワクチン接種およびノミマダニ駆除は事前に済ませていただくよう、ご協力をお願いします。
◎当日の流れ
午前の診察時間中にご来院いただき、お預かりをした後、必要な術前検査(血液検査など)を実施します。異常がなければ、午前の診察終了後(午後1時頃)から手術を実施します。
※術前検査で異常があれば、リスクについてご説明し、手術の実施についてご相談させていただく場合があります。
手術終了後、入院室にて術後管理を行います。十分覚醒すれば、退院となります。
◎退院後の管理
一般状態(元気さ・食欲・排泄の状態など)を観察していただき、内服薬の投与をしていただきます。また、手術部位を舐めないように、エリザベスカラーの装着またはエリザベスウェアを着用していただきます。3日後にご来院いただき手術部位のチェックを行います。抜糸は10日から2週間後に行います。
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