皆さん、こんにちは!

獣医師の松山です。

 

もうすぐ2月も終わりですが、先週はバレンタインでしたね!🍫

ご家族でチョコレートを食べたり、お家で手作りをされた方もいらっしゃると思います。

人にとっては美味しくて健康にもいいと言われるチョコレートですが、わんちゃんやねこちゃんにとっては重篤な中毒症状を起こす危険な食べ物です。

 

チョコレートに使われているカカオにはテオブロミンという成分が含まれています。

人がチョコレートを食べると、血管を拡張させて体温をあげたり、リラックス効果をもたらしたりします。

しかしわんちゃんやねこちゃんはテオブロミンをうまく分解、排出することができません。

その結果、テオブロミンが体内に蓄積されてしまい中毒症状が出てしまいます。

 

チョコレート中毒の症状には…

・落ち着きをなくしてうろうろする

・過度な興奮状態になる

・震える

・嘔吐や下痢

などがあります。

もちろん摂取量やわんちゃんねこちゃんの体重によって症状は異なります。

 

またこのような症状はチョコレートを食べてから2~6時間ほどで現れることが多いですが、数日してから症状が出るパターンもありますのでしばらくは経過観察が必要です。

 

特にカカオ濃度が濃いダークチョコレートや製菓用チョコレート、ココアパウダーは少量の摂取でも中毒症状が出やすく注意が必要です。

 

とにかくわんちゃんねこちゃんの届くところにチョコレートを置かないこと!

食べてしまったらすぐに動物病院に電話してください。

そのときに食べた時間、食べた量、わんちゃんねこちゃんの様子を獣医師に伝えましょう。

ぐったりしているようであればすぐに動物病院を受診してくださいね。

 

来月のホワイトデーもわんちゃんねこちゃんは貴方のチョコレートを狙っていますよ✨

気を付けてくださいね!

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獣医師 松山