こんにちは、獣医師の松山です。
12月ももう半ば、もうすぐ今年もおわりですね!🎄
今日は質問されることの多い冬のノミダニ予防についてお話ししようと思います。
「寒くなってきたから、予防はいらないでしょ?」
「冬の間はノミダニいないからお薬飲まなくていいですか?」
と、聞かれることが多いですが
冬でもノミダニはいなくなりません!
もちろん数は少なくはなりますがノミダニが寄生する可能性はあります。
一般的にわんちゃんねこちゃんにつくことが多いネコノミは、気温が13度以上になると繁殖することができます。
20~30度で繁殖スピードがあがり、大量発生します。
つまり、一度外から暖房のきいたお家の中に入ってしまうと冬でも繁殖が可能なのです。
またダニに関しては、特にマダニに気を付けなくてはいけません。
主にマダニが繁殖するのは春から夏にかけてですが、秋から冬の間はそれまでに孵化した幼ダニが成長のために活動を始めます。
つまりマダニも年中活動しているのです。
ノミやマダニが寄生すると、
・身体の痒み
・貧血
・感染症
・アレルギー
・瓜実条虫(サナダムシ)
など、さまざまな症状が現れます。
特に感染症に関しては、バベシア症のような命に関わるものや、SFTS(重症熱性血小板減少症症候群)のような人にもうつるものもあります。
わんちゃんねこちゃんはもちろん、飼い主さんの健康を守るためにも
当院ではノミダニの年中予防を推奨しています。
1か月効くものから、3か月効くもの、食べるタイプや背中に垂らすタイプなどその子にあった予防薬をご提案します。
気になることがあれば、当院スタッフまでお気軽にご相談ください。
冬でも元気なさくらと、暖房の下でぬくぬくのめるちゃんです!
~お知らせ~
年末年始の診療について
12/29までは通常通り
12/30、31は午前中のみ診療
1/1~1/4は休診
1/5から通常通りの診療です。
休診日もお電話はつながるようになっています。
緊急時は一度お電話してください。
状況によっては電話に出られない場合もございますので、ご了承ください。
では皆さん、よいお年を!🎍
来年も花えみ動物病院をよろしくお願いいたします。
獣医師 松山